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記事の概要
本記事は、アクセンチュア社に勤務していたフランクリン氏が自身の経験を基に、給与・福利厚生など同社の待遇を明かします。
オープニング(導入部)
別にもう辞めた会社なんで、ググれば何か出てくるし。
ネットの情報って結構当てになんないし、実際アクセンチュアで働いたこと絶対ないでしょみたいな人が書いてること結構多いと思ってるんで。
正しい情報をちゃんとお伝えしたいなと、ファクトベースで。
“アクセンチュアは世界で約72.1万人の従業員数を誇る世界最大のコンサルティングファーム。 アイルランドのダブリンに登記上の本拠を置き、世界50か国200都市以上で様々な分野・産業に対し戦略、業務、ITなどのあらゆるコンサルティングを提供している。”
引用:https://www.movin.co.jp/gyoukai/firmlist/strategy/ac/company.html
- 本題の前提となる説明
本題に入る前に、アクセンチュアとはどんな企業なのか、同社に勤めていたフランクリン氏が簡潔に説明します。
アクセンチュアとはどんな企業なのか?
この動画見てくれる人はもう知ってると思うんです、IT業界で知らない人はいないと思うんですけど、アクセンチュアって学生時代茨城で就活してる時全然知らなかったんですよ実は。
でも僕の大学の学部の後輩(入社試験)受かったんですよ。
今どうなってるか分かんないっすけど、戦略とビジネスコンサルとITコンサルとエンジニアってあるんですよ職位が。戦コン・ビジコン・ITコン・エンジニアってあって、後輩はITコンサルとして行って。大体同じですけどね。
“「レイヤー」は、層・階層などを表す英語「layer」を由来としています。ビジネスシーンに限らず、建築物・服・髪などが階層構造になっているときの各要素がレイヤーです。
ビジネスにおいてのレイヤーは基本的に、会社の組織における階級・階層などを指しています。例えば係長から課長・次長・部長などへと出世することからも分かるように、会社の組織構造は階層化されているのが一般的。”
引用:https://domani.shogakukan.co.jp/877637
“コンサルティングファームとは、企業が抱える様々な課題解決のサポートをメインビジネスとする企業です。”
引用:https://www.axc.ne.jp/media/careertips/what_consultingfirm_suitable
デロイトは監査業務・保証業務・コンサルティング・ファイナンシャルアドバイザリー・リスクアドバイザリー・税務・法務などのサービスを、PwCは会計・税務・コンサルティング・ディールアドバイザリー・法務などのサービスを、ベイカレントは経営やオペレーションやITについてのコンサルティングなどのサービスをそれぞれ行います。
参照:https://www.deloittedigital.com/jp/ja/about.html
ここは本当に他のファームになくて、規模がめちゃくちゃデカいんで大量のリソースを持ってプロジェクト推進できるってところがアクセンチュアの強みと言われています。
私も前職アクセンチュアでITコンサルタントやってたんで分かるんですけども、アクセンチュアって正直稼げるイメージありますか?
“「リソース(resource)」は、直訳すると「資源」という意味をもつ言葉です。ビジネスシーンにおいてよく使われる「リソース」は、業務を遂行するのに必要な人材や時間、物資、資金、情報などの経営資源全般です。”
引用:https://school.nikkei.co.jp/feature/hr/contents/method/40
・アクセンチュアの公式ウェブサイトでは、戦略・業界・企業部門、とコンサルティングを分類して紹介しています。
・業界コンサルティングは、航空宇宙・防衛産業、自動車、化学、通信、エネルギー、ヘルスケア、保険、鉄鋼、等幅広い業界を網羅しています。
じゃあ実際本当にどうなのかってところを解説したいと思います。
よくネット上とかで適当な金額、推定年収みたいなのが書かれてるんで、それは違うってところをお伝えしたいなと。
・アクセンチュアは、戦略・ビジネス・ITなど、様々に別れた部門からなる総合コンサルティングファームの業態を取っています。
・アクセンチュアは、システム開発の上流から下流まで全て請け負え、また大規模であるため豊富なリソースをプロジェクトに投入できます。
結論・基本給をハッキリ明かします
ここだけ聞くと普通なんですよね。
まずこの基本給、まあいわゆるベースラインですね。ベース給が500万と。
外資系コンサルで500万って聞くと別に大して…日系のサラリーマンよりはちょっと高いかもしれないけど。
ただちゃんとここには仕掛けがあって、まずボーナスがあるんですね。
まあ大体平均して10%ぐらいはね見込んどけばいいかなと思うんで、500万だったら550万とかそういうとこになりますと。
・アクセンチュアでは、基本給に加えて、追加した分加算できる残業代や、年間の業績によって基本給の5%から20%程のボーナスを得られます。
基本給以外の支給はどういうものがあるのか?
日系の会社でも中々そんな福利厚生すごい整ってるところしかないんだけど、アクセンチュアだと家賃補助月に3万出ます。
まあ家賃補助3万って何か東京で一人暮らしすると大したもんじゃないっすけど。
日系の会社の方が家賃補助はたぶん高いっすよ、日立の時も5万とか出ましたもん。
出してくれる分にはうれしいんですけど、まあ実際はしょっぱいなっていう。
ここまでで大体基本給500万に対してボーナスと家賃補助込みで600万ぐらいになるわけですよね。
他のPwCとかってもう新卒からすでに固定残業代みたいなのが付くんです。
計算すると基本給500万円だった場合、月20時間残業すると年収でプラス78万、月30時間だとプラス117万っていう計算になるんですよ。
オファー面談の時に教えてもらえるんですよ。「ベース給はこれぐらいだけど、残業するとこれぐらいになるから」って言われる。
月20(時間)ぐらいだったらやってもいいかなって思うんすよね。
この金額がまたこの…日本のSIerよりもちょっと高いんすよ。これ狙ってるんす、たぶん。
アクセンチュアの基本戦略って国産のSEを外資系コンサルのタグを付けて売る手法なんすね。
だから日本の大手の(NTT)データとか日立とか富士通とかその辺のSEをちょっと高めの年収で買い取ってお客さんに高めに売るっていうビジネス。
“「SIer」とは、「システム開発の、すべての工程を請け負う受託開発企業」のことです。
読み方は「エスアイヤー」…”
引用:https://business.ntt-east.co.jp/content/cloudsolution/column-426.html
“システムエンジニア(SE)は、ITシステムやソフトウェアの設計や開発、運用、保守を行う専門家です。”
・日系企業程ではないものの、毎月3万円の家賃補助が出ます。
福利厚生は充実している
ここは実際の給料には表れないんですけど、それ以外のところですごいアドバンテージがあるっていう話をしたいですね。
通勤のタクシー代も出たんですよ。特に自分がいた時コロナ禍だったんでタクシー通勤あったんすね、申請してタクシー代もらうみたいな。
後は家から遠い人だとタクシー代高くなっちゃうからマネージャーの裁量で週何回まで(出すか決められる)とかあるんですけど、自分は家から近かったので毎日タクシーで行ってましたね。
朝出る時にUberとかGOタクシーとか呼んで客先に出社みたいな。
後はコロナ手当てっていうのも1回出たんですよ。
グローバルの社長から一斉配信のメール来て、「この苦しい状況の中みんな働いてくれてありがとうございます、コロナ乗り越えましょう」みたいな感じで10万円。
後はアメックスのコーポレートカードも契約できます。
法人カードなんですけど、これ何が強いってプライオリティパス付いてんすよね。空港のラウンジとか無料で使えるやつ。
普通に自分で登録すると年会費かかるんだけど、会社のコーポレートカード持ってるおかげでそこにちゃんと入れるよっていうアドバンテージがあります。
“アメリカン・エキスプレス(アメックス)は、レジャーに特化した豪華な特典と、ステータス性の高さが特徴の国際ブランド。”
“コーポレートカードとは主に大企業向けのクレジットカードを指します。”
引用:https://www.saisoncard.co.jp/credictionary/bussinesscard/article250.html
アメリカン・エキスプレスのコーポレートカードを用いると、経費を一括してカード払いにまとめたり、レストランの予約や医療機関の紹介や緊急時の支援などについて多くの国で日本語の案内を受けられたりします。
参照:https://www.americanexpress.com/ja-jp/business/corporate-credit-cards/
“一般的に「外注」とは「自社の仕事を社外に発注すること」を示します。ですが、特定の契約形態などを指しているわけではなく、自社業務を社外に依頼することを広義で捉えている言葉です。”
引用:https://www.essence.ne.jp/service/propartners/column/outsourcing
まあでも外注さんにも優しいですよね。
・アクセンチュアは公式ウェブサイトにて自社の福利厚生制度を紹介しており、給与の5%を毎年拠出する確定拠出年金制度、疾病・負傷等を理由に長期間働けなくなった場合最大5年間にわたって年収の約60%を補償する長期収入所得補償(LTD)等を挙げています。
・アクセンチュアでは、予算の範囲や通勤経路の長さなど上限はあるものの、タクシー代を支給します。
・アメリカン・エキスプレスのコーポレートカードもプライオリティパスの付いた形で契約できます。
・やむを得ず外泊する場合など、外注のパートナーにも必要な費用を負担します。
昇給・昇進の仕組み
結論、あります。まあそれはあります。
どこの会社でもあるんだけど、アクセンチュアはどんな流れなのかっていうところですよね。
アクセンチュアの場合プロモーションっていう儀式があるんですよね。
“プロモーション(promotion)…3 昇進。昇格。”
引用:https://kotobank.jp/word/プロモーション-22487
(コトバンクが載せているデジタル大辞泉の記述より)
自分の場合は1月入社でコンサルタントで入ったんですけど、その年の12月にプロモーションしてシニアコンサルタントになった。だから1年未満でプロモーションすることもできるんすね。
その人の能力・スキルとか周りの環境にもよるんですけど、中々プロモーション難しいとかってことはあんま無いかなと思います。
結局私の場合もプロモーションしてそのまますぐ翌年に辞めて独立したんですけれども、もう1年やってたらもしかしたらマネージャーなれたかなって。
じゃあコンサルタントからシニアコンサルタントになった時、キャリアレベルっていうのが実はあってCL1からCL13まであるんすよ。13,12,11…って上がっていって最後1になる。まあ1なんて最早社長ぐらいやれんじゃないかっていう…大体現実感のあるキャリアレベルなら3とか4(まで)だと思うんです。キャリアレベル9がコンサルタントで、8がシニアコンサルタント、7がマネージャー。
私の場合、9から8に上がった時に基本給が500万から610万に上がったんすよ。
だから会社入ったばかりの時とかは年収低めかもしんないけど、プロモーションすることでどんどん収入とか年収が上がっていくっていう会社なんすよね。
・アクセンチュアには毎年12月にプロモーションというものがあり、昇進やそれに伴う昇給のチャンスがあります。
是非このITコンサルタントに興味がある方・働いてみたい方は今日の動画参考にしてみてください。
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