記事の概要
今回の記事では、支援型PMOが45歳を過ぎて直面する可能性の高い問題と、その問題を解決するための具体的な方法について解説しています。
PMO(Project Management Office)は、プロジェクトマネジメントに対する支援を行うことを業務として担当する組織や部門を意味します。
プロジェクトが大規模になればなるほど、プロジェクトマネージャー(PM)だけで管理することは困難もしくは不可能になってしまいますが、PMOはそうした際に活躍します。
近年はプロジェクトの規模が増大するケースが多いのでPMOの需要はますます高まっています。
















3種類に分かれるPMOのタイプとはどういうものなのか



支援型、管理型、指揮型、の3つに分けられます。



簡単な資料作成や会議の調整やプロジェクトの進行などのサポートを行います。






ロースキルジョブ(low-skill job)とは、遂行にあたって高い技能を特に必要とせず、特別な訓練などを経る必要もない仕事のことを指す英語です。









プロジェクトマネージャーをサポートしながらプロジェクトが遅れないように調整するのが主な仕事です。
しっかりしたプロジェクトマネジメントのスキルが求められます。
単価感も上がってきます。












毎月100万入ってきたらどうします、0ミリ社長とかどうします?



まあコミュニケーション取るのも色んな練習になりますし。



要はプロジェクトマネージャーだと思っていいです、この方がいないと始まらない。
発言のまとめ
- 支援型PMOは、簡単な資料作成・会議の調整・プロジェクトの進行の支援などといった内容のサポート業務を中心に行う。
- 管理型PMOは、プロジェクトの進捗やリソースなどプロジェクト全体の進行状況の管理を行い、プロジェクトマネージャーのサポートを担当する。
- 指揮型PMOは、プロジェクトをリードする立場から指揮や意志決定を行う。
PMOは業務の内容によってタイプが分かれており、
- 資料作成や会議の調整やプロジェクト進行の支援など主にサポート教務に回る支援型PMO
- 進捗やリソースといったプロジェクト全体の進行状況の管理を行う管理型PMO
- 指揮や意志決定などプロジェクトの進行を主導する指揮型PMO
の3種類に分類できます。
支援型PMOは45歳を過ぎると案件を取ることがかなり厳しくなる












支援型PMOはプロジェクトのサポートが主な仕事です。会議の議事録作成だったり、進捗資料の作成補助、報告の補助、ファシリテート、などですね。
サポート業務はめちゃくちゃ大事なんですけど、残念ながら年齢が上がるにつれてポジションは減ってきてしまいます。



ニーズとは、顧客が必要なものとして求める事態が実現できないでいることに対して感じる渇望のことを指します。






マネジメントスキルに市場は期待する。
そうなると支援型PMOはロースキルポジションなので若手が好まれる傾向にあります。
コスト面を重視する企業であれば支援型PMOには若手を積極的に起用したいわけです。
同じスキル感の若手とベテランがいるとして、尚且つ単価も同じだった場合は、絶対若手を採った方がいい。若手だったら向こう3年5年10年と管理型PMOに出世してったら、ますます自分の案件に関わってほしいってみんな思うわけなんですよね。



アピアランスは人の外見や見た目を指す言葉です。ビジネス用語としては身だしなみといった広い意味で使うこともあります。



例えば70歳の方に「これやってもらっていいですか?」って…「議事録の方ちょっと…」とか…。






若手も支援型PMOの仕事はできることが多いんで若手を採用するところがあるって傾向は、市場価値が年齢相応に発揮しにくい要因です。
以上が45歳を超えると支援型PMOとして働き続けるのが難しくなってくる理由です。
あるものを他のものと比べた時に優位になる要素のことを言い、ビジネスシーンではある企業がビジネスを展開する上で競合他社に対して強みとして打ち出せるもののことを言います。
発言のまとめ
- 45歳を過ぎた人物には、企業は高いレベルのマネジメントスキルを期待する。
- ロースキルでも可能な支援型PMOには将来の可能性を見込んで若手を器用するケースが多い。
- 支援型PMOは45歳以上の人物が市場価値を発揮しづらいものとなってしまう。
45歳を過ぎた支援型PMOが苦しい立場に立たされてしまう理由としては、
- 45歳以上となると企業からは高いレベルのマネジメントスキルを期待され、
- 支援型PMOは将来の可能性を期待された若手が起用されることが多く、
- 45歳以上の人物が支援型PMOとして市場価値を発揮するのは難しい
といった事情があります。
45歳を過ぎたPMOが働きづらくなることを解決するための方法とは何か












こういう場合はどうやって乗り越えればいいんでしょうか?



管理型PMOにキャリアアップするということなんですけど、管理型PMOってどんな仕事か?
プロジェクト全体の進行を管理して、リスクを把握しながらスムーズに進める役割を担う。
キャリアアップ先としてはめちゃくちゃおすすめです、支援型と違って求められてるキャリアに年齢とか全然関係ないんですよね。むしろ歳と共に熟練されていく。
なので45歳過ぎても管理型PMOとしてのスキルが備わっていればどんどん市場価値を高めていける。そして案件も枯渇しない。
キャリアアップとは個人の能力や地位といったビジネスに関係する事柄が向上することを指す言葉で、具体的には年収が上がったり、ある分野についての専門性を高めたりすることが挙げられます。






スキルセットは、仕事の遂行のために不可欠な個人の技能・経験・知識などといった要素の組み合わせのことを意味します。


















ただ、規模の小さい案件の場合であればいきなり指揮型に移行するのも不可能ではないです。オプションとしてはいいかなと思います。



なので市場での価値は段々上がっていくかと思います。
ということで支援型PMOの皆様、45歳を超えてもIT業界で生きたいと願ってらっしゃるのであれば、管理型ないし指揮型へのキャリアアップということが大事になってきます。
発言のまとめ
- PMOとして45歳以降のキャリアを考えるなら支援型から管理型や指揮型へのキャリアアップが重要となる。
- 年齢に関係なく市場価値を高められる管理型PMOへのキャリアアップは比較的スムーズに行える。
- 規模の小さい案件であれば支援型から指揮型への移行も不可能ではない。
45歳以降もPMOとして活動することを目指す場合は支援型から管理型や指揮型へのキャリアアップが重要で、
- 管理型PMOへのキャリアアップと、
- 小規模なプロジェクトでの指揮型へのキャリアアップ
といった二通りの方法があります。
支援型PMOから管理型・指揮型PMOへのキャリアアップに必要なスキル















単価で言うと月40万円のところから一気に月100万円を狙える、現代の錬金術ですよこれ。



プロジェクト全体を把握するスキルを磨くことです。









マスタースケジュールは、プロジェクトの開始から完了に至るまでプロジェクトの全体像を広く見通す基本計画のことで、どんな作業行程か必要か、スケジュールはどのくらいか、などの情報を記してあります。
マイルストーンは元来鉄道や道路において起点から中間地点の距離を示すために置く表石のことでしたが、ビジネスシーンではプロジェクトを遂行する際の中間目標地点となる事柄を指します。



ただ言われた仕事をやるだけじゃなくて、「私はなぜこの仕事をやっているんだろう」とか、「これを指示してくれた人の裏にある思いは何なんだろう」ってところを常に考えて仕事するようになるだけでだいぶ変わると思いますね。












このマインドの違いが大きな分岐点になる、大事です。
ビジネスでは、マインドという言葉は仕事に臨む際のスタンスや考え方のことを意味します。






筋トレもいいと思います、マインド磨けます。
マインドセットとは、これまでの経験・身を置いた環境・先入観のような固定概念などの要素から出てくる個人の決まった思考パターンのことを言います。



これも座学といえば座学なんですけどリーダーシップに関する本とかいっぱいあります。何だかんだで読んでない人多いんじゃないでしょうか?是非とも一冊手に取って読んでみることをおすすめします。



PMPも持ってる、指揮型PMOもやってる、両刀ですよ。
&PMP
PMP(Project Management Professional)は、プロジェクトマネジメントに関する国家資格で、米国のプロジェクトマネジメント組織であるPMIが「PMBOKガイド」というガイドブックを基準にして認定します。
PMPの問う内容は、プロジェクトマネジメントの知識や経験だけではなく、受験者がどのような姿勢で実際のマネジメントに臨むかといったことも含みます。
PMIは世界規模で80ヵ国以上にわたってボランティアが主導する形で300以上の支部を抱えています。
日本では1998年にPMI東京支部を設立し、2009年に一般社団法人PMI日本支部と名称を変更しました。









令和6年はPMP元年だと思ってます、PMBOKの第7版が出ましたし。ここからどんどんより広まってくんじゃないかと思います。
単価も上がる。みんな面倒くさがって取らない人が多いだけだと思うんですけど、全然勉強すれば取れます。
僕達の過去動画見てもらえれば分かると思うんですけど、1ヶ月あれば取れるんです。









先程の二つはあくまでもマインドとか習慣の話だったんですけど、実際にやってみるのが一番経験になるかと思います。まずは数人規模の小さなプロジェクトから管理型だったり指揮型のポジションを探してそこにアサインされるって言うのが一番いいと思います。












PMOであれば実際に手を動かしての開発経験なくても開発のPMOはできると思うんですよ、開発システムに関する要点さえ押さえていれば。



何事も段取りってあるじゃないですか、小さな一歩から踏みしめていってようやく大きな一歩を得ることができるんですよ。
小さな経験からステップアップしていって大きな経験に変えていくといいんじゃないでしょうか。
発言のまとめ
- プロジェクト全体の進行状況を意識し、マスタースケジュールやマイルストーンも確認しながら、仕事についての根本的な事柄を自主的に考えるマインドを持つ。
- リーダーシップやマネジメントスキルに関する本を読んだり、PMPの勉強をしたりする。
- 規模の小さいプロジェクトで管理役を経験し、そこから段々大規模な案件へと進んでいく。
支援型PMOが管理型・指揮型PMOへとキャリアアップするための具体的な方法としては、
- キャリアアップ先で必要なプロジェクト全体を把握する能力を養うこと、
- リーダーシップやマネジメントスキルやPMPの勉強を進めること、
- 小規模なプロジェクトから大規模なプロジェクトへと管理役の経験を段階的に広げていくこと、
が挙げられます。
みんなの意見



支援型PMOはロースキルでもやれる反面市場価値を高めにくいです。なので定年が早い印象があるので、ここを危惧している方は是非ともキャリアっぷして管理型とか指揮型の経験を積んでより高い単価の案件に入れるように頑張るといいかなと思います!



コメント