【悲報】支援型PMOは45歳でキャリア終了です


記事の概要
今回の記事では、支援型PMOが45歳を過ぎて直面する可能性の高い問題と、その問題を解決するための具体的な方法について解説しています。

PMO(Project Management Office)は、プロジェクトマネジメントに対する支援を行うことを業務として担当する組織や部門を意味します。
プロジェクトが大規模になればなるほど、プロジェクトマネージャー(PM)だけで管理することは困難もしくは不可能になってしまいますが、PMOはそうした際に活躍します。
近年はプロジェクトの規模が増大するケースが多いのでPMOの需要はますます高まっています。

0ミリ社長
0ミリ社長です。

太田フランクリン
太田フランクリンです。
みこみこ
みこです。
やま
やまです。
ジン
ジンです。
太田フランクリン
今日のお題は、タイトルにもある通り「支援型PMOは45歳まで」です。
目次

3種類に分かれるPMOのタイプとはどういうものなのか

太田フランクリン
PMOは3つのタイプに分けることができるんですよ。
支援型管理型指揮型、の3つに分けられます。
太田フランクリン
まず支援型ですね、これは名前の通りサポート業務を中心に行うPMOです。
簡単な資料作成や会議の調整やプロジェクトの進行などのサポートを行います。
みこみこ
補助業務っぽいですね。
太田フランクリン
ロースキルでもできるのが特徴ですね。

ロースキルジョブ(low-skill job)とは、遂行にあたって高い技能を特に必要とせず、特別な訓練などを経る必要もない仕事のことを指す英語です。

ジン
それなりのスキルは必要だと思います。
太田フランクリン
コミュニケーション能力がそれなりにないと何だこの人と思われたりする危険があると思います。
太田フランクリン
続いて管理型PMOです。プロジェクトの進捗やリソースの管理を行います。プロジェクト全体の進行状況の管理ですね。
プロジェクトマネージャーをサポートしながらプロジェクトが遅れないように調整するのが主な仕事です。
しっかりしたプロジェクトマネジメントのスキルが求められます。
単価感も上がってきます。
みこみこ
いくらぐらいか気になりませんか?
ジン
気になります。
みこみこ
いくらぐらいなんですか?
太田フランクリン
大体100万円前後かと。
毎月100万入ってきたらどうします、0ミリ社長とかどうします?
0ミリ社長
そしたら遊びまくりますかね。
まあコミュニケーション取るのも色んな練習になりますし。
太田フランクリン
最後に指揮型PMOです。実際にプロジェクトをリードする立場で、指揮とか意志決定を行う役割を担っているPMOですね。
要はプロジェクトマネージャーだと思っていいです、この方がいないと始まらない。

発言のまとめ

  • 支援型PMOは、簡単な資料作成・会議の調整・プロジェクトの進行の支援などといった内容のサポート業務を中心に行う。
  • 管理型PMOは、プロジェクトの進捗やリソースなどプロジェクト全体の進行状況の管理を行い、プロジェクトマネージャーのサポートを担当する。
  • 指揮型PMOは、プロジェクトをリードする立場から指揮や意志決定を行う。

PMOは業務の内容によってタイプが分かれており、

  • 資料作成や会議の調整やプロジェクト進行の支援など主にサポート教務に回る支援型PMO
  • 進捗やリソースといったプロジェクト全体の進行状況の管理を行う管理型PMO
  • 指揮や意志決定などプロジェクトの進行を主導する指揮型PMO

の3種類に分類できます。

支援型PMOは45歳を過ぎると案件を取ることがかなり厳しくなる

太田フランクリン
PMOは45歳過ぎたら苦しくなるんじゃないか?というテーマですが、その理由について徹底解説していきたいと思います。
0ミリ社長
普通は働き盛りの年齢ですよね。
みこみこ
実際どうなんですか?
太田フランクリン
これは正味の話ですが、45歳超えるとポジションがなくなってくるんですよ。
支援型PMOはプロジェクトのサポートが主な仕事です。会議の議事録作成だったり、進捗資料の作成補助、報告の補助、ファシリテート、などですね。
サポート業務はめちゃくちゃ大事なんですけど、残念ながら年齢が上がるにつれてポジションは減ってきてしまいます。
太田フランクリン
そもそも45歳超えてくると、企業側とか案件側のニーズって高いレベルのマネジメントを求める傾向にあります。株式会社とかでも45歳以上の平社員の人ってそんなに高い需要があるわけでもないですよね。

ニーズとは、顧客が必要なものとして求める事態が実現できないでいることに対して感じる渇望のことを指します。

みこみこ
市場価値としてどうだろうってことですね。
太田フランクリン
会社内で役職が上がってもないし、転職市場でもそれなりの評価を受けるのはなかなか難しいと思うんです。
マネジメントスキルに市場は期待する。
そうなると支援型PMOはロースキルポジションなので若手が好まれる傾向にあります。
コスト面を重視する企業であれば支援型PMOには若手を積極的に起用したいわけです。
同じスキル感の若手とベテランがいるとして、尚且つ単価も同じだった場合は、絶対若手を採った方がいい。若手だったら向こう3年5年10年と管理型PMOに出世してったら、ますます自分の案件に関わってほしいってみんな思うわけなんですよね。
やま
PMOってアピアランスが大事って話ありますけど、そういう面ではどうしても老化には勝てないってところがあるじゃないですか。支援型PMOは若い人が入りやすいっていうのはそこもあるのかなと。

アピアランスは人の外見や見た目を指す言葉です。ビジネス用語としては身だしなみといった広い意味で使うこともあります。

みこみこ
あと指示もしやすいですよね。若い人なら「これやって」って気軽に言えますけど、自分より歳上の人には結構言いづらいですもんね。
例えば70歳の方に「これやってもらっていいですか?」って…「議事録の方ちょっと…」とか…。
やま
もう帰る時間かもしれないし、就寝時間も早いかもしれない…。
太田フランクリン
若手は経験がない分そういったアドバンテージがある、ってことをご覧になってる方は覚えておくといいんじゃないかなと思います。
若手も支援型PMOの仕事はできることが多いんで若手を採用するところがあるって傾向は、市場価値が年齢相応に発揮しにくい要因です。
以上が45歳を超えると支援型PMOとして働き続けるのが難しくなってくる理由です。

あるものを他のものと比べた時に優位になる要素のことを言い、ビジネスシーンではある企業がビジネスを展開する上で競合他社に対して強みとして打ち出せるもののことを言います。

発言のまとめ

  • 45歳を過ぎた人物には、企業は高いレベルのマネジメントスキルを期待する。
  • ロースキルでも可能な支援型PMOには将来の可能性を見込んで若手を器用するケースが多い。
  • 支援型PMOは45歳以上の人物が市場価値を発揮しづらいものとなってしまう。

45歳を過ぎた支援型PMOが苦しい立場に立たされてしまう理由としては、

  • 45歳以上となると企業からは高いレベルのマネジメントスキルを期待され、
  • 支援型PMOは将来の可能性を期待された若手が起用されることが多く、
  • 45歳以上の人物が支援型PMOとして市場価値を発揮するのは難しい

といった事情があります。

45歳を過ぎたPMOが働きづらくなることを解決するための方法とは何か

太田フランクリン
この動画の大事なところなんですけれども、どうしたら支援型PMOの人達が45歳定年問題を解決できるのかということをお話ししていきたいと思います!
みこみこ
最近PMOの方めちゃくちゃ増えてますからね。Xとかでもよく見るんですよ、「PMOやってるんですけど、周りの人みんな怖くて不安で…」みたいな。そういう人めっちゃ増えてる。
太田フランクリン
僕らのところに相談しに来てくださる方でも、「管理型・指揮型PMOになりたいんですけど、実際なるにはどうしたらいいんでしょうか?」ってお声が結構あります。悩んでる方たくさんいると思います。
みこみこ
「開発経験がなくて現場のこと分からないです」とか、「議事録やってるんですけど分からないです」とかって例ですね。
こういう場合はどうやって乗り越えればいいんでしょうか?
太田フランクリン
意識的に、支援型から管理型や指揮型へとキャリアアップしていくことが大事です。
管理型PMOにキャリアアップするということなんですけど、管理型PMOってどんな仕事か?
プロジェクト全体の進行を管理して、リスクを把握しながらスムーズに進める役割を担う。
キャリアアップ先としてはめちゃくちゃおすすめです、支援型と違って求められてるキャリアに年齢とか全然関係ないんですよね。むしろ歳と共に熟練されていく。
なので45歳過ぎても管理型PMOとしてのスキルが備わっていればどんどん市場価値を高めていける。そして案件も枯渇しない。

キャリアアップとは個人の能力や地位といったビジネスに関係する事柄が向上することを指す言葉で、具体的には年収が上がったり、ある分野についての専門性を高めたりすることが挙げられます。

みこみこ
なるほど。
やま
そのスキルセットを身に付けるにはどうすればいいんでしょうか?

スキルセットは、仕事の遂行のために不可欠な個人の技能・経験・知識などといった要素の組み合わせのことを意味します。

太田フランクリン
それはまた後々お話しします…。
やま
大事なことは最後に、ですね。
みこみこ
二つ目はなんですか?
太田フランクリン
二つ目はですね、指揮型PMOにキャリアアップすることです。これも45歳定年問題を解決するための方法になります。
やま
支援型からいきなり指揮型に移行するのはキツいんで、まずは管理型に行ってからって話もありますよね。
太田フランクリン
そうですね、その方がおすすめです。
ただ、規模の小さい案件の場合であればいきなり指揮型に移行するのも不可能ではないです。オプションとしてはいいかなと思います。
太田フランクリン
指揮型PMOであれば、管理型のスキルに加えてさらに指揮 意志決定を担う超重要ポジション。これこそ案件に不可欠な存在です。
なので市場での価値は段々上がっていくかと思います。
ということで支援型PMOの皆様、45歳を超えてもIT業界で生きたいと願ってらっしゃるのであれば、管理型ないし指揮型へのキャリアアップということが大事になってきます。

発言のまとめ

  • PMOとして45歳以降のキャリアを考えるなら支援型から管理型や指揮型へのキャリアアップが重要となる。
  • 年齢に関係なく市場価値を高められる管理型PMOへのキャリアアップは比較的スムーズに行える。
  • 規模の小さい案件であれば支援型から指揮型への移行も不可能ではない。

45歳以降もPMOとして活動することを目指す場合は支援型から管理型や指揮型へのキャリアアップが重要で、

  • 管理型PMOへのキャリアアップと、
  • 小規模なプロジェクトでの指揮型へのキャリアアップ

といった二通りの方法があります。

支援型PMOから管理型・指揮型PMOへのキャリアアップに必要なスキル

太田フランクリン
具体的にじゃあ支援型PMOがどうやって管理型とか指揮型にキャリアアップするのか、具体的なキャリアアップの方法をお話ししていきたいと思います!
みこみこ
支援型の場合なら大体月40万円から50万円くらいですか?
太田フランクリン
大体そのくらいの額になりますね。
みこみこ
そこから月100万円になる、その方法を教えてくれるというわけですね?
太田フランクリン
その通りです。
単価で言うと月40万円のところから一気に月100万円を狙える、現代の錬金術ですよこれ。
太田フランクリン
そうなるにはどうすればいいのか、まず一つ目です。
プロジェクト全体を把握するスキルを磨くことです。
みこみこ
急にそう言われても大変じゃないですか?
太田フランクリン
簡単ですよ、今までのサポート業務に加えてプロジェクト全体がどう動いてるのかを意識するんです。
やま
マスタースケジュール見て、マイルストーン見て、どういう課題が起こっていて、じゃあどうすれば、っていうのを自分で考えて。

マスタースケジュールは、プロジェクトの開始から完了に至るまでプロジェクトの全体像を広く見通す基本計画のことで、どんな作業行程か必要か、スケジュールはどのくらいか、などの情報を記してあります。

マイルストーンは元来鉄道や道路において起点から中間地点の距離を示すために置く表石のことでしたが、ビジネスシーンではプロジェクトを遂行する際の中間目標地点となる事柄を指します。

太田フランクリン
その通りですね。
ただ言われた仕事をやるだけじゃなくて、「私はなぜこの仕事をやっているんだろう」とか、「これを指示してくれた人の裏にある思いは何なんだろう」ってところを常に考えて仕事するようになるだけでだいぶ変わると思いますね。
みこみこ
なるほど、そうしているうちに認められて「じゃあちょっとやってみませんか?」ってことがあると。
太田フランクリン
ありますね。現場は一人でも多くの管理型・指揮型PMOを求めてるはずで、スキルアップしたいって人の気持ちを裏切ることは絶対ないです。
みこみこ
逆にサボってる人ってどうなるんですか?「俺もう支援型でいいや」みたいな。
太田フランクリン
そういう姿勢の人って分かるんですよね、この人は隙あらばサボろうとしてるなって。それは結構分かりやすい。
このマインドの違いが大きな分岐点になる、大事です。

ビジネスでは、マインドという言葉は仕事に臨む際のスタンスや考え方のことを意味します。

みこみこ
スキル磨くよりまずマインドを磨くと。
太田フランクリン
まずマインドセットを醸成してほしいです。
筋トレもいいと思います、マインド磨けます。

マインドセットとは、これまでの経験・身を置いた環境・先入観のような固定概念などの要素から出てくる個人の決まった思考パターンのことを言います。

太田フランクリン
二つ目はリーダーシップやマネジメントスキルを学ぶことです。
これも座学といえば座学なんですけどリーダーシップに関する本とかいっぱいあります。何だかんだで読んでない人多いんじゃないでしょうか?是非とも一冊手に取って読んでみることをおすすめします。
やま
一番いいやり方があるんじゃないかと…フランクリンさんに聞くのはどうでしょうか!
PMPも持ってる、指揮型PMOもやってる、両刀ですよ。

&PMP
PMP(Project Management Professional)は、プロジェクトマネジメントに関する国家資格で、米国のプロジェクトマネジメント組織であるPMIが「PMBOKガイド」というガイドブックを基準にして認定します。
PMPの問う内容は、プロジェクトマネジメントの知識や経験だけではなく、受験者がどのような姿勢で実際のマネジメントに臨むかといったことも含みます。

PMIは世界規模で80ヵ国以上にわたってボランティアが主導する形で300以上の支部を抱えています。
日本では1998年にPMI東京支部を設立し、2009年に一般社団法人PMI日本支部と名称を変更しました。

みこみこ
それってどうすればいいんですか?
太田フランクリン
是非とも我々にご相談頂ければ。
太田フランクリン
自分でも勉強するって方は、何回も僕がおすすめしてるPMPに挑戦してみてください。
令和6年はPMP元年だと思ってます、PMBOKの第7版が出ましたし。ここからどんどんより広まってくんじゃないかと思います。
単価も上がる。みんな面倒くさがって取らない人が多いだけだと思うんですけど、全然勉強すれば取れます。
僕達の過去動画見てもらえれば分かると思うんですけど、1ヶ月あれば取れるんです。
やま
やるか・やるか、ってことですよね。
みこみこ
土日やるかってことですね。
太田フランクリン
最後、具体的なステップ三つ目なんですけども、小さなプロジェクトで管理役を経験するということです。
先程の二つはあくまでもマインドとか習慣の話だったんですけど、実際にやってみるのが一番経験になるかと思います。まずは数人規模の小さなプロジェクトから管理型だったり指揮型のポジションを探してそこにアサインされるって言うのが一番いいと思います。
みこみこ
例えば開発系の案件入ったら「開発系の案件やってました」って言えるってことですか?
太田フランクリン
そうですね、言えると思います。
みこみこ
たまにいらっしゃいますよね、開発やったことないけど開発系の案件入ったことあるって。
太田フランクリン
それは全然募集要項に入ると思います。
PMOであれば実際に手を動かしての開発経験なくても開発のPMOはできると思うんですよ、開発システムに関する要点さえ押さえていれば。
太田フランクリン
なのでまずは小規模な案件の管理型から経験を積んで、どんどん大規模な案件の指揮型・管理型になってくといいです。
何事も段取りってあるじゃないですか、小さな一歩から踏みしめていってようやく大きな一歩を得ることができるんですよ。
小さな経験からステップアップしていって大きな経験に変えていくといいんじゃないでしょうか。

発言のまとめ

  • プロジェクト全体の進行状況を意識し、マスタースケジュールやマイルストーンも確認しながら、仕事についての根本的な事柄を自主的に考えるマインドを持つ。
  • リーダーシップやマネジメントスキルに関する本を読んだり、PMPの勉強をしたりする。
  • 規模の小さいプロジェクトで管理役を経験し、そこから段々大規模な案件へと進んでいく。

支援型PMOが管理型・指揮型PMOへとキャリアアップするための具体的な方法としては、

  • キャリアアップ先で必要なプロジェクト全体を把握する能力を養うこと、
  • リーダーシップやマネジメントスキルやPMPの勉強を進めること、
  • 小規模なプロジェクトから大規模なプロジェクトへと管理役の経験を段階的に広げていくこと、

が挙げられます。

みんなの意見

太田フランクリン
そういうことで今日の動画は以上なんですけども、支援型PMOは45歳までというテーマでお送りさせて頂きました。
支援型PMOはロースキルでもやれる反面市場価値を高めにくいです。なので定年が早い印象があるので、ここを危惧している方は是非ともキャリアっぷして管理型とか指揮型の経験を積んでより高い単価の案件に入れるように頑張るといいかなと思います!
太田フランクリン
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